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2010/07/16  東京セレソンDX「くちづけ」





















俳優にして脚本家、そして演出家でもある友人宅間孝行の新作公演、東京セレソンDX「くちづけ」を見て来ました。
家に篭って執筆しているばっかりなんですが、たまには外にでないとですね。
そこで、再会したお二人です。
「バトルヒーター」に出演してくれた石井愃一さんと、「沙粧妙子最後の事件」の金田明夫さん。

みんなおっさんになりました。
二人ともいい味出してました。

宅間の芝居は終盤近くになるとお客さんの泣き声や鼻水すする音が小屋のそこかしこから聞こえるようになるんですよね。
狙い通りだとわかっていてもそうなっちゃうところがセレソンの芝居の良さです。
大坂や札幌にも行くみたいです。
よかったらどうぞ。

2010/07/11  嘆きの淵にある時も












少し前の日記で、矢野顕子さんの「音楽堂」というアルバムを購入したと書きましたが、このアルバムの制作ドキュメンタリーが先月NHKBSでオンエアされました。
ごらんになった方はいるでしょうか。
とても良質な番組でした。こういうものはNHKならではじゃないでしょうか。
脳梗塞で倒れたエンジニアの吉野金次さんの現場復帰第一作として七年振りのピアノソロ一発録りアルバムを制作する過程を追ったドキュメンタリーでした。

このアルバムには好きな歌が何曲もあるんですが、このアルバムを通して初めて知った曲もあります。
岡林信康作詞作曲「嘆きの淵にある時も」という曲がその中のひとつです。
この曲のもつ力はすごいですね。
死に至る程の絶望を味わい、そこから復帰した人じゃないと絶対に作ることのできない曲だと思います。
岡林信康さんは当時、いったいどんな状況でこの曲を作ったのでしょうか。それが知りたくてこの曲の入っているアルバムも購入しました。

「望みがこの大いなる命の流れに添うものなら、
かなわぬ事が何故あるだろう。実らぬ事が何故あるだろう。」

この言葉の重みがちゃんと理解できるようになった自分の人生にも感謝しながら、生きていきたい。

この曲の存在を少しでも多くの人に知ってもらいたくて、この文章を書きました。
この歌の存在を教えてくれた矢野顕子さんのアルバムにも感謝したいと思います。

2010/07/02  井上ひさしさんお別れの会




















井上ひさしさんお別れの会に行ってきました。
ぼくが井上ひさしさんと初めて言葉を交わすことができたのは二年前です。
それは、小曽根真さんのクリスマスコンサートの打ち上げ会場でした。
とてもとても感激しました。

井上ひさしさんはすごい作家です。
井上ひさしさんの戯曲はぼくに勇気を与えてくれます。
井上ひさしさんの戯曲を上演する会場にいることで、
芸能界にはびこっている軽いものやよくないものやヘタなのに人気を集めているものを見て嘆いていてもなんの意味もない。ちゃんと自分の力を信じて、いいものを作り続けさえすれば、いいモノを欲しがっているお客さんたちがだんだんと集まってくるんだということを教えられました。
井上ひさしさんとお話しできる機会があったことはぼくにとっては大きな財産になりました。

「ムサシ」の戯曲完成が遅れている時の、井上ひさしさんの「やー、大丈夫大丈夫」という茶目っ気たっぷりの笑顔も忘れられません。
締め切りに追い詰められた時は、ぼくはあの笑顔を励みにしたいと思います。

井上ひさしさんの作品はすごいです。
上演される時には、是非、劇場に足を運んでみてください。
ぼくも可能な限り、劇場に足を運びたいと思っています。

2010/06/04  ランキングとか、話題性とか、その他いろいろ



















ネットに溢れているジャンクニュースの力ってあなどれませんよね。
たとえば、名前のよく知られたアイドルが100人集めて行ったイベントでも、見出しの大きなニュースになると話題性につながっていき、実力のあるミュージシャンが海外のイベントで2000人の前で素晴しい演奏をして人気を博しても、ニュースが取り上げないとなんでもないことになってしまう。CDの売り上げは100人集めたアイドルの方が上だったりして。
不思議なこと不条理なことっていっぱいありますが、最近、ホンモノとニセモノが入り混じって雑多な中でいろんな現象が起きていくのがこの世界の面白さなんだろうなと思うようになりました。
話題をピックアップする人が何を根拠にニュースを作っているのかぼくにはまったくわからないけれど、話題性とかランキングとかに踊らされずに、自分の感性を信じてやっていかないと、生きていくのが面白くなくなっちゃうような気がします。
でも、確かに、何かからの発信に動かされて自主性なくいろんなものを選んで生きることの楽しさってのもあるんですよね。

沙粧妙子のDVD化で、売り上げランキングを見る機会があった時、そんなことを考えました。主義とか主張とかじゃなく、そんなことがつらつらと頭の中を巡ったんです。

2010/04/29  バトルヒーター



















沙粧妙子がDVDで発売されることになったのをきっかけに、ツイッターでつぶやきを始めました。それで、ちょっと日記がおそろかになっているかも。
いや、そんなに更新のペースは変わっていませんね。

前に載せたことがあるかも知れませんけど、これ、ぼくが29歳の時に監督した「バトルヒーター」という作品の北米版DVDのパッケージ写真です。
けっこうセンスのいいデザインだと思います。
「バトルヒーター」は北米版とヨーロッパ版が発売されていますが、日本でDVDにしてくれる人がいないんです。
それもそれでいいや、とも思っているんですが。
DVD化されていない作品がけっこうあるんですが、ひょっとして、あと何年かしたらDVDもブルーレイも無くなっているかもしれませんよね。
とにかく、沙粧妙子がDVDになったことは嬉しいです。
そして、沙粧妙子を好きな人たちがけっこういると知ったこともです。

2010/04/07  最高でダメな男


























とっても小さな作品なんですが、「最高でダメな男築地編」という映画の監修をやりました。
築地を舞台にした三本のオムニバス作品です。
監修って何? ぼくも何するのかあんまり把握してなかったんですが、この作品に関しては、新人脚本家たちの書き上げたシナリオにいろんなことをあれこれ言って、作品の中味をより良くしていくという作業をずっとやらせてもらいました。

いろんな人たちが集まって何かをやると、当たり前なんですがいろんなことが起こります。
加藤和樹や、松坂南、芹沢那菜、和泉ゆか、──関取とのロマンスの噂やその他いろいろ。知り合ってからこの日までに、いろんなことがありました。
時は流れていく、ということですね。
監督をつとめた三人や、この作品にかかわったミュージシャン、Jeeptaとサスライメイカーも、これから先、すごい人になっていく可能性を持っているはずです。
どんな記者発表や舞台挨拶をやっても「ヌカに釘」みたいな経験をずっとして来ましたが、何かを受け取ってくれる人たちも確実に存在していますよね。
虚実入り乱れたショービジネスの世界で、みんながんばっていこう。

2010/04/02  アマデウス




















アマデウスという映画をご存知ですか?
今日はこの映画について語りたい気分です。

天才音楽家モーツァルトと、自分の音楽の才能は標準をちょっと越えたくらいだけれども、音楽の良さを見抜く力が卓越していたサリエリの物語。
内容を詳しく書くのははぶいて感じたことを書きますね。
ぼくはこの映画を観たとき、自分がモーツァルトではなくサリエリだったらどうしようという恐怖を感じました。
たまたま落ち込んでいるときだったのかな? でも、作家であったらきっとそんな風に感じる人は多いんじゃないでしょうか。

どんな分野でも天才と呼ばれる人間は分別や常識が欠如しているところがあります。
だから凡人が踏み込まない分野に踏み込むという大胆な行動を取れて、それが歴史を変えるような傑作を生み出すきっかけになったりする。
映画の中のモーツァルトはそんなキャラクターに描かれています。
そしてサリエリは、ハメを外さず、上の人たちの期待を裏切らず、決して常識を逸脱したような創作はしない。
だから上からの信頼は厚いのですが、人々が心の底から感動するような音楽を作り出すことはできません。
皮肉なことに、そんなサリエリは他の誰よりもモーツァルトの音楽の素晴しさを理解します。
サリエリはだから密かに自分を卑下し、モーツァルトの大胆な才能に嫉妬します。
その様子がとても悲しくて悲しくて……。

クリエイターになりたい人間全員がモーツァルトのようなメチャクチャな人生を送りたいと望むことはないでしょうが、誰もがサリエリの立場になりたくないと思うんじゃないでしょうか。
だって、クリエイターってそういうもんでしょ?


でも、今のテレビや映画の世界は、サリエリタイプの人をすごく必要としているのかも知れない。
だから、この映画の面白さは普遍的なんでしょうね。

ぼくはいろんな人たちが作り出した名作の良さを感じ取れる人間でいたいと思いますが、創造者としては、やっぱりサリエリにはなりたくない。自分の感性を信じて大胆なことをやっていきたい。
それができないんだったら創作の意味なんてないと思います。

まぁ、ただの世間話です。はい。

2010/03/18  中国と韓国に






















一週間程、中国と韓国に行っていました。
大連、北京、ソウルです。
いろんな人たちと会って来ました。

写真は北京の撮影スタジオ。
この中にオープンセットが建てられるくらいの、世界で一番大きなスタジオです。レッドクリフもここで撮影したらしい。

いろんなところを訪れると、日本という国の映像環境がとっても特殊であることに気付かされます。
50年以上という映像製作の発展の中で、結局今のような状態になってしまっているのは何故なんだろう? そんなことをふと考えてしまいます。
世界でがんばっている作家の方たちもいるんだから、自分もがんばらないといけませんね。

日本を振り返って感じることは、選ぶものが人と同じで安心、という傾向はアートに関してはあまりいい感覚ではないということです。

前に進む手応えみたいなものを得ることができる旅だったと信じたい。未来を楽しみにしていたい。

2010/02/11  最近、こんなものを購入しましたその6


矢野顕子さんのピアノ弾き語りアルバム第四弾「音楽堂」です。

ホールで一発録音したというピアノの音が、独特の響きで伝わってきていいですよ。
上原ひろみさんの「Green tea farm」とか、上條恒彦さんの「椅子」とか、選曲も好きです。
「いい日旅立ち」はこんな風に明るく歌ってくれると、すごくいいな。

2010/02/09  最近こんなものを買いました、その5


NOKKOのカバーアルバム「KISS」。
ソロになってからのアルバムもよく聞いていました。
「ライブがはねたら」という歌が大好きです。

ボーカリストとしても最高ですね。


This CGI Script is Diary v1.1