
「赤い殺意」という映画があります。
1964年、今村昌平監督作品。
今年、スカパーでオンエアしたものを再見しました。
若い頃に見たときは、正直そんなに面白い映画とは思いませんでした。
でも、再見したら面白かった。
主演は春川ますみさんです。
ぼくは助監督時代に、春川ますみさんが出演する二時間ドラマのスタッフだったことがあります。
新米だったので、そんなに親しくお話する機会があったわけではないのですが、この作品を観て、春川さんに接していたときの自分をとても後悔しました。
こんなにすごい女優さんなのに、ぼくは彼女に対する尊厳を充分に持っていなかったように思います。もっと尊敬の念を伝えるべきでした。
今、もしもどこかで出会うことがあったならば、「赤い殺意」の春川さんの演技は世界に誇れる程にすごいものだと感じましたと伝えたいと思います。
誰でも、後になってそう思うことが、生きていると何回もありますよね。
素晴しい成果を残している人たちに対する尊敬の念を忘れないようにしたいと、
この映画を観て、そんなことを感じました。